新潟県加茂市・北越の小京都で出会う「加茂桐簞笥」の技
¥5,000

新潟・加茂で触れる「桐簞笥」の職人技
日本一の生産量を誇る新潟県加茂市の「加茂桐簞笥」は、皇室の紋章にも用いられる神聖な桐を使い、古くから嫁入り道具として家族の幸せを願う「祈り」とともに受け継がれてきました。
加茂川の水運によって発展したこの地では、3年間の「渋抜き」で木を浄化し、釘を使わぬ伝統技法で大切な品を湿気や穢れから守る箱が作られています。工房「桐の蔵」では、製品の気密性を左右する極めて重要な「かんな掛け」の職人技を間近で見学し、実際に体験することができます。素材への畏敬の念と、日本人が育んできた精神性の深さに触れる時間をご体感ください。

体験の詳細
【新潟県加茂市】北越の小京都で出会う「加茂桐簞笥」の技
東京から新幹線で2時間。新潟県のほぼ中央に位置し、その古都をしのばせる落ち着いた風情や豊かな自然とともに歩んできた、北越の小京都・新潟県加茂市。加茂市は、日本の桐箪笥の生産量の約7割のシェアを占める日本一の生産地です。

単なる収納家具の枠を超え、家族の幸せを願う「依り代」のような存在として受け継がれてきた加茂桐簞笥。今回は、神道的な視点からその文化と歴史を紐解き、職人の技と心に触れることのできる工房「桐の蔵」へご案内します。

神聖なる「桐」と皇室の紋章
そもそも「桐」という植物は、日本の信仰や精神性において特別な位置を占めてきました。初夏に淡い紫色の高貴な花を咲かせる桐は、「鳳凰が止まる木」という中国の伝説に由来し、古来より古来より、桐は「鳳凰が止まる木」という中国の伝来に由来し、「幸運をもたらす神聖な木」として尊ばれてきました。初夏に咲く淡い紫の花は気品に満ち、その尊さは皇室や日本国政府の紋章である「桐紋」にも象徴されています。

その神聖さは、皇室や日本国政府の紋章として「桐紋(きりもん)」が多用されていることからも明らかです。五七の桐、五三の桐――。神前や公的な場において、清浄と権威の象徴として日本人の生活に息づいています。

加茂川の流れと、親心の系譜
加茂における桐簞笥づくりの歴史は、江戸時代の天明年間(約220年前)に遡ります。指物師(さしものし)であった丸屋小右エ門が、大工仕事の傍ら杉材で簞笥を作り始めたのが起源と伝えられています。 加茂市の面積の7割を占める山間部には良質な天然桐が豊富に自生しており、その特性を活かして、書画骨董などの大切な品を湿気や害虫から守る「箱」が作られるようになりました。

やがて文政年間(1820年頃)には、加茂川から信濃川への水運を利用し、桐簞笥は新潟港を経て北海道や東北、さらには海を越えて朝鮮半島へとも運ばれました。

かつて、女児が生まれると桐を植え、結婚時にその木で簞笥を仕立てる風習がありました。これは単なる慣習ではなく、成長の早い桐の特性を利用し、嫁ぎ先での生活を守る実用的な備えとしての側面を持っていました。桐は防湿性・防虫性に優れ、大切な衣類を長期保存するのに最も適した素材であったためです。

自然の厳しさに晒し、穢れを払う「渋抜き」
加茂桐簞笥に使われる原木は伐採された後、すぐには加工されません。約3年間もの歳月をかけ、雨風や雪、そして太陽の光に晒されながら天然乾燥されます。

この工程は「渋抜き」と呼ばれ、桐に含まれるアクを抜き、変色や狂いを防ぐために不可欠な作業です。新潟の厳しい自然環境の中で、木が持つ不純物を浄化し、桐本来の白く美しい木肌が引き出されます。

職人の現場を訪ねる:桐たんす工房「桐の蔵」
現在も加茂市やその周辺には多くの工房が軒を連ねますが、その中でも伝統を守りながら、現代の暮らしに調和する桐製品を提案し続けているのが「桐の蔵(きりのくら)」です。

創業70余年、三代にわたり技を受け継ぐこの工房では、貴重な新潟県産の桐(特に豪雪地帯である十日町産)にこだわり、「本物の桐簞笥」を作り続けています。

工房に足を踏み入れると、木の香りに包まれた空間で、熟練の職人が「木取り」「組手」「カンナ掛け」といった工程を黙々とこなす姿を目の当たりにできます。特に、金属の釘を使わずに木と木を組み上げる「ほぞ組み」や、職人の感覚で製品を仕上げていく技法からは、素材に対する畏敬の念が伝わってきます。

また工場見学後には、かんな掛けの体験。桐簞笥製作において、かんな掛けは製品の気密性と手触りを決定づける極めて重要な工程です。熟練の職人は、コンマ数ミリ単位で刃を調整し、木目の流れを読みながら一気に引き抜きます。

体験では職人から直接指導を受けながら、この基本にして奥深い技術に触れることができます。いかに緻密な手仕事の積み重ねによって実現されているかを、実体験を通じて理解することができます。神道において、清浄であること、そして自然と調和することは最も尊い価値観の一つです。 湿気を防ぎ、中に入れた着物(晴れ着)をカビや虫から守る桐簞笥は、大切なものを「穢れ(けがれ)」から守る日本人の精神性から生まれたものと言えるかもしれません。
北越の小京都・加茂で、「加茂桐簞笥」の世界。その奥深い精神性に触れる旅に、ぜひ出かけてみてはいかがでしょうか。
体験のご予約の流れ

手順1
カレンダーから、開催日・開催時間・予約人数を確認し、選択してください。

手順2
申込に必要な情報(氏名・生年月日・住所など)を入力してください。

手順3
支払い方法を選択して決済情報を入力し、支払いを行ってください。 ご入力いただいたメールアドレス宛に、申込確認メールが届きますのでご確認ください。
アクセス
桐の蔵
〒959-1502 新潟県南蒲原郡田上町田上829-1
■電車でお越しの方
・信越本線を利用する場合
最寄り駅:「田上駅」より徒歩約20分(約1.2km)
タクシー利用:田上駅より約3分、または羽生田駅より約5分
・新幹線を利用する場合
「燕三条駅」よりタクシーで約30分(約15km)
「新潟駅」より信越本線に乗り換え、「田上駅」まで約45分
■自動車でお越しの方
・北陸自動車道より
三条燕ICより約25分(約14km)
新潟西ICより約40分(約25km)
・一般道より
国道403号線(新津バイパス・三条代官島バイパス)を直進
国道8号線「清水」交差点(三条市)より約15分
体験概要
- 料金
- 5,000円(名/税込)
- 予約可能人数
- 1名〜5名
- 体験の流れ
- 1.桐の蔵に集合(体験開始時間までにお集まりください)
2.工場見学、ショールーム見学(約40分)
3.かんな掛け体験(約20分)
※上記の流れは目安です。当日の状況によって変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。 - お持ち物・服装
- ・かんな掛け体験をご希望の方は、汚れてもいい服装にてお越しください。
- お支払方法
- クレジットカードでの事前決済となります。
- 参加条件
- 6歳以上、12歳未満の方は保護者の同伴が必要です。
※お子様がご参加される場合、同伴者の方も1名様分の料金を申し受けます。 - 予約期限
- 開催日の1ヶ月前まで。
- 特記・免責事項
- ・やむを得ない事由により中止になる場合や体験内容に変更が生じる場合がありますのであらかじめご了承ください。
- よくあるご質問
- ・体験中の写真撮影は可能ですか?
撮影は可能ですが、撮影NGエリアもございますので、当日お声がけください。
・駐車場はありますか?
事務所の前に1〜2台駐車可能なスペースがございます。
キャンセル・返金について
INORIは、LAMBDA・JAPANが企画・募集し実施する企画旅行で、お客様は当社と企画旅行契約を締結することになります。
■旅行のお申込みと契約の成立時期
契約成立は e-mail 等で確定通知がお客様に到達したときとします。
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お客様のご都合によるキャンセルにつきましてはキャンセル料がかかります。料率につきましては下記キャンセルポリシーをご確認ください。
| 取消・変更日 | 取消・変更料 | |
|---|---|---|
| 旅行開始日の前日から 起算してさかのぼって | a. 12日目にあたる日以前の解除(宿泊を伴う旅行にあたっては21日前) | 無料 |
| b. 11日目にあたる日以前の解除(宿泊を伴う旅行にあたっては20日前) | 旅行代金の30% | |
| c. 7日目にあたる日以降の解除、および無連絡不参加 | 旅行代金の100% | |
■返金について
クレジットカード決済の場合、お申し込み時に登録したクレジットカードに返金となります。(申込時に決済確定が行われますが、変更時に返金となります。クレジットカード会社によっては、翌月の処理になることもありますのでカード明細をご確認ください。)



