神社にお参りすると、さまざまな「お祭り」が行われているのを見かけますよね。しかし、神社における「お祭り」には、私たちが普段イメージするものとは少し違う、奥深い意味が込められています。今回は、神社で行われているお祭りの意味や、その種類について分かりやすく解説します!
目次
お祭りとは「神様を喜ばせるための儀式」

神社は、神様をお招きし、お鎮まりいただいた神様へご奉仕をする場所ですが、この神様へのご奉仕そのものが「お祭り」です。お祭りとは、神様を喜ばせるための大切な儀式なのです。
興味深いことに、政治の「政」や任務の「務」という漢字も、昔から「まつりごと」と読みます。このことから、広く社会に対して奉仕をすることが、広い意味での「お祭り」であるということがわかります。
神社で行われるお祭りは大きく分けて2種類

現在、神社で行われているお祭りには、大きく分けて以下の2つの種類があります。
1.神社自体が行うお祭り
神社が主体となって行うお祭りで、重要度(軽重)によって「大祭(たいさい)」「中祭(ちゅうさい)」「小祭(しょうさい)」「諸祭(しょさい)」の4つに区分されます。
- 大祭:神社のご鎮座に関わるお祭りや、「例祭(れいさい)」「新嘗祭(にいなめさい)」「祈年祭」など、特に重要なお祭りです。
- 中祭:歳旦祭や天長祭、明治祭など、皇室と関わりの深いお祭りが含まれます。
- 小祭:大祭や中祭に比べて小規模なお祭りです。
2.私たちが依頼するお祭り(ご祈祷など)
実は、氏子(地域の住民)や崇敬者が神社にお願いして行ってもらうご祈祷なども「お祭り」の一種です。 お宮参りや七五三参り、入学・卒業・就職といった人生の節目の報告祭のほか、家内安全、商売繁盛、病気平癒、厄除け、結婚奉告祭などもこれにあたります。これらは氏子崇敬者からの依頼による「諸祭」として行われます。
お祭りでは何をしているの?

規模の大小や種類に関わらず、お祭りの根底にある目的は同じです。
お祭りでは、神様にお食事である「神饌(しんせん)」を捧げてご接待をし、神様に喜んでいただきます。そして、神職が神様に「祝詞(のりと)」と呼ばれる言葉を奏上します。 こうして神様を喜ばせることでご神徳(恩恵)をいただき、皇室をはじめ天下や地域の安寧と発展、さらには願い事をした人々の繁栄を祈るのが、お祭りの目的なのです
実は毎日「お祭り」をしている!日々行う日供祭とは

神社では、日供祭(にっくさい)と呼ばれるお祭りが行われています。
日供祭では、神さまにお供え物をお召し上がりいただき、神職が氏子崇敬者の安寧をはじめ、世の平和を祈ります。この毎日行われる日供祭を間近で見ることができるのが越後一宮 彌彦神社(新潟県弥彦村)です。
彌彦神社では、弥彦温泉街宿泊された方向けに毎朝おこなわれる「御日供祭」を間近で見ることができます。